31話 まだ早いかも ページ32
Aさんから教えてもらった通り、IDOLiSH7がテレビに映ったそうだ。台風情報のついでだとはいえ、全国の皆さんに少しでも知ってもらえてたらいいな。
一織「マネージャー、ちょっと。」
紡「はい。」
事務所で話していたところ、一織くんがマネージャーを別室へ呼び出していた。これは、もう珍しことではないよね。
陸「あの二人、よく一緒にいるよな。」
大和「気になるのか？」
壮五「気になるの？」
三月「ちょっと待ったー！！の言い方教えてやろうか？」
陸「そ、そんなんじゃないですってば！」
慌てる陸くん。可愛いなあ。
大和「若いのはいいねえ。ところでソウはどうなのよ？」
え、ここで僕に振るんですか？
ナギ「YES とても優しそうな女性でした。ソウゴにピッタリでは？」
環「そうだよ、そーちゃん。そろそろアタックしないと、他の男にとられちゃうよ。」
環くんまで…！どこでそんな知識覚えてきたんだ。
第一、まだそんな仲じゃないと思う。敬語だって抜けてないし。下の名前で呼ぶようになったけど、さん付けのままで、どこかよそよそしい。
三月「んー、なんかきっかけが欲しいよな。」
壮五「きっかけ、ですか？」
陸「大きなライブの後とかに、こっそり呼び出して、告白とかどうですか？」
大和「ベタだなー。」
ナギ「ベッタベタです。」
陸「えー！いい考えだと思ったのに…」
みんなの気持ちは嬉しいけど、告白とかはまだ早いかも…。僕としてはゆっくりお話ししたり、お出かけとかしてみたいかも。Aさんのことをもうちょっとしりたいな。
紡「みなさん、大事なお知らせがあります。」
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作者名：朱那/akana | 作成日時：2018年5月13日 20時
