検索窓
今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:96,105 hit

Step 43 ページ45

【sideA】


ガタンゴトンと揺られる。

煉獄先生もずっと黙っているし、なんだかボーッとしてしまう。


少し上を見てなにか考え事をしているみたい。



今日はなんか……色々あった。

炭治郎君がいなくなっちゃったのもそうだけど、私、随分変だったな。


迷子になったのが久しぶりだったからかはわからないけど、あそこまで冷静でいられなかったのも初めてだ。



そして、抱きついてしまうなんて。

ああ、私のバカバカ!
私も恥ずかしいのに、煉獄先生が嫌な思いをしていたらどうするんだ。

煉獄先生は優しいから、嫌だとしてもそれを言わないだろう。


煉獄先生にもきっと想い人がいるはずだ。

そうでなくても、初めて異性としてハグする相手なんて誰でもいい訳が無い。


や、やってしまった。


いくら記憶の中の温もりに似てるからと言って、煉獄先生が覚えているなんて限らない。

これはかなりの大失態ではないか。



こういう時に限って煉獄先生は喋らないし。

もしかして、顔には出さないだけで相当お怒りになってるとか。
信じたくないけど、有り得る。



駅に着いたら、謝らなきゃ。

怖いとか関係なしに、無神経なことをしてしまったんだし。


私はそう決意し、電光掲示板とにらめっこをした。

Step 44→←Step 42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
216人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢世 | 作成日時:2020年11月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。