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ある東京都に、少し根暗めの男子と、アニメやゲームが好きな女の子がおりました。
彼が高校生の時、女の子は幼稚園生と彼らは、歳が離れていましたが、2人は仲が良いものでした。
2人の名は、それぞれ相澤消太、
え、と思わず声が漏れる。
「しょうにい、が、担任……？」
嘘やん……とAは口を覆う。その彼女に相澤は、呆れたようにため息をついた。
「"しょうにい"、その言い方やめろ」
そして付け加える。
「言ってなかったな。お前のクラスはA組。ーーーー俺が担当するクラスだ」
お前のような問題児は俺じゃなきゃ対応できないだろ。
そう言い切った幼馴染みに、Aは顔を覆った。
Aと相澤の目の前にあるのは、巨大な門。「UA」と校章が門に付いている。その向こうに、巨大な建物が全部で3つ。国立雄英高等学校だ。
Aは相澤の後に続き、門をくぐりながら、その巨大なバリアーを見上げる。前回、最後にここをくぐった時、Aは、唇を硬く結んで、下を見ていた。
門を見ないように、校舎を見ないように。
「もう、集まってんだろ」
誰が、と聞くまでもない。今期の入試、推薦入試で合格した新1年性達だ。
はあ、と曖昧に返事をしながら、Aは雄英のバリアフリーによって大きく、広くなった廊下を歩き、自分の教室ーーーー1年A組へと向かう。
これまたバリアフリーによる、巨大な扉の前に1人の女子高生が立っている。ボブのような髪の毛だ。その女子は、誰かと話し込んでいる。
ふう、と息をひとつ吐いて、隣の相澤を見る。
そして思わず飛び上がった。
「な、なにやってん、ですか……」
Aは顔を引きつらせながら小声で言った。隣には、いつの間にか寝袋に入った、芋虫人間、もとい、相澤消太が。
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」
話し込んでいたボブの女子と、くりくり髪の男子が、思わず、といった風に真顔に静かになる。
それを相澤は気にしていないのか、懐からウォーターゼリーを取り出して、吸う。
ウォーターゼリーを完食するまで、この間、1秒も経っていない気がする。
尚、新1年生はこの時、心の声が見事に揃った。なんか！！！ いるぅぅぅ！！！ と。
尚、Aはこの時、思っていた。ものの見事にスルーされたな、と。
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碧ao - きゃーぽんさん» 2〜3歳ほど、A組のメンバーより上です。詳しいことは、後に小説内で明かしていこうかと思っています。コメント、ありがとうございました！ (2020年9月7日 14時) (
レス) id: 2e6603876c (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 夢主は何歳なんですか？ (2020年9月6日 0時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
碧ao - 桜さん» ありがとうございます！ (2020年9月5日 20時) (レス) id: 3bba5cc6b5 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！応援してます！！ (2020年8月30日 8時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧ao | 作成日時：2020年8月22日 21時
