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Yuto side




Aちゃんの意識が戻って、3日が経った。



そんな今日は休日で、彼女のお見舞いに行った。



病室へ行けば、焦った様子のさくちゃんが出てきた。




「 どうしたの、さくちゃん。そんなに焦って 」



龍斗「 Aが、居なくなった 」



「 へっ、? 」



龍斗「 Aの事だし、遠くには行ってないと思うけど 」



「 とにかく手分けして探そう 」





広い病院を隈無く探し回っていると、Aちゃんらしき人影を見つけた。





「 Aちゃ、」




声を掛けようとすると、Aちゃんが手を窓ガラスに這わせて、にこりと微笑んでいるその部屋。



" 新生児室 "



ここは俺が見つけて声を掛けるべき幕ではない。




さくちゃんに電話をかけて、産婦人科病棟に来てもらった。





龍斗「 優斗、! 」



「 さくちゃん。Aちゃん、あっち 」



龍斗「 ありがとう、」





さくちゃんがゆっくりと足を進ませて、彼女に声を掛けると、彼が後ろから彼女を抱きしめていた。




俺が出る幕はここにはない。



だからこの隙に俺は帰ろう。




俺はAちゃんの病室に「 お大事に 」とだけ書いた置き手紙を置いて病院を後にした。





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ハル(プロフ) - ずっとずっと続きが気になってたので読めて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月16日 22時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちまる(プロフ) - Mirukyさん» コメントありがとうございます!新作の方もこちらの作品も引き続き、よろしくお願いします! (2018年10月29日 0時) (レス) id: 410c5672ce (このIDを非表示/違反報告)
Miruky(プロフ) - 作品読まさせていただいてます!新作の方も見ようと思っています。忙しいとは思いますが、更新頑張ってください! (2018年10月27日 0時) (レス) id: 7712cdd349 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷちまる | 作成日時:2018年10月16日 23時

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