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Ryuto side
5時間後。
やっとの思いで手術室のドアが開いた。
医師「 お待たせしました。一命はとりとめました。」
よかった、、!
そう思ったのも束の間、その後に聞かされた事は残酷だった。
医師「 ですが、流産です。」
「 流産、って何ですか 」
医師「 赤ちゃんはお腹の中で既に亡くなっていました。恐らく出血性ショックだと思われます 」
赤ちゃんだけが、助からなかった。
その事実に医師はただ俯いてその場を去っていった。
その後すぐにストレッチャーに乗ったAが病室へと運ばれた。
「 A、ごめん 」
「 ごめんな、」
数日前、赤ちゃんの性別がわかった。
男の子だった。
楽しみな事は早々と準備するAは、わかったその日に服や靴を買ってきたらしい。
あんなに楽しみにしていたのに、彼女が目を覚ました時に俺は何を言えばいいのだろう。
さっきまで膨れていたお腹は、ぺたんこになっていた。
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ハル(プロフ) - ずっとずっと続きが気になってたので読めて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月16日 22時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちまる(プロフ) - Mirukyさん» コメントありがとうございます!新作の方もこちらの作品も引き続き、よろしくお願いします! (2018年10月29日 0時) (レス) id: 410c5672ce (このIDを非表示/違反報告)
Miruky(プロフ) - 作品読まさせていただいてます!新作の方も見ようと思っています。忙しいとは思いますが、更新頑張ってください! (2018年10月27日 0時) (レス) id: 7712cdd349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷちまる | 作成日時:2018年10月16日 23時