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でもそんな時、絶好のチャンスかのように元カノのハナが現れた。
ハナ「 ねぇ、龍斗。わたしやっぱり龍斗とやり直したい 」
「 ……それは無理 」
ハナ「 なんで?付き合ってる人いないでしょ? 」
「 付き合ってる人いないだけで、なんでハナと復縁しなきゃなんないの? 」
ハナ「 ……っ、でもわたしはまだ龍斗のことが! 」
「 そっか、わかった。じゃあいいよ、お望み通り、復縁してあげる 」
ハナ「 ほんと?やった!やっぱり龍斗が1番好き! 」
そう言って抱きついてきたハナ。
「 キモい。」
ハナ「 …えっ、 」
「 だからキモい 」
ハナ「 どういう、」
「 わかんない?俺さ、好きな子いるんだよね 」
ハナ「 でも今、復縁してあげる、って 」
「 うん、復縁してあげる。俺の言うこと聞いて、それが失敗したら 」
ハナ「 成功させなきゃいいんでしょ? 」
「 うん、ハナからしたらね。俺からしたら成功してほしいけど 」
ハナ「 なんで、、」
「 だって、お前のこと好きじゃないし。振ったのハナなのに、都合悪くなったらやっぱり俺がいいって何?そういう尻軽女、俺ほんと嫌いなの 」
ハナ「 …っ、わかった。」
今考えたら俺は理不尽な頼みをハナにしていた。
でもよかった、それが現在に繋がってるんだから。
事は上手くいった。
『 さくちゃん。昨日ね、こんなのが送られてきたの 』
「 ん?……これ、、 」
『 これって、浮気、してるのかな? 』
あの時の君は相当落ち込んで弱っていた。
ひどく傷ついていて悲しんでいた。でもそれにして、美しかった。
『 さくちゃん、もう蒼弥くんのこと信じられないや 』
「 浮気する奴は、また同じことを繰り返すよ。俺もそうだったから。元カノが浮気してて、もう二度と浮気しないって言ったのに、隠れてまたしてた。
だからAちゃんの彼氏さんが、もう二度と浮気しないってことは無いと思う。別れるなら今だよ 」
そう言ったら君は黙って頷いた。
『 じゃあ明日、帰ってくるからその時に言う 』
「 うん、頑張れ。俺はAちゃんの味方だから。何かあったらここにおいで 」
そう言って渡した紙。そこには住所を書いた。
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ハル(プロフ) - ずっとずっと続きが気になってたので読めて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月16日 22時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちまる(プロフ) - Mirukyさん» コメントありがとうございます!新作の方もこちらの作品も引き続き、よろしくお願いします! (2018年10月29日 0時) (レス) id: 410c5672ce (このIDを非表示/違反報告)
Miruky(プロフ) - 作品読まさせていただいてます!新作の方も見ようと思っています。忙しいとは思いますが、更新頑張ってください! (2018年10月27日 0時) (レス) id: 7712cdd349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷちまる | 作成日時:2018年10月16日 23時