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私の家は都の近くで、世間一般の方たちからすると豪邸である
通常は1人で住んでいるが、最近はたまにアズゴアが飯を作りにくる
作ってからは仕事が山積みなので、とすぐ帰る
忙しいならこなくていいのになーと思うが、飯がうまいので言わないでいる
「じゃあ、またね」
『ん、Grazie、じゃあな」
「また異国の言葉かい?あまり外では使わないようにね」
『わかってんよ、さっさと行け』
「もう、君は全く…」
__________異国
それはニンゲンが住んでいる地上の国々を指す。
かつてモンスター達と友好的であった種族
やはりその国にも同じように化身がいて、今でも数年に一度話をしている
向こうに魔法やら呪いやら使える化身がいて、そいつの魔法で鏡越しにうつる彼らと話をしている
その化身の性格を少し紹介しよう。一言でまとめるとツンデレ紳士だ!酒ののむとめんどくせぇ!
…話が脱線した
だがこの事をを他のモンスターは知らない
あの争いの後、ニンゲンたちによってバリアがはられた
そこで国交が絶たれたからである
私達は化身ではあるが、国の未来を決めれるわけではない
歩み寄りは双方の王、国民が互いに寄り添っていかなければこのバリアは破壊されないし、解決ともいかないのである
もしそれが上手くいかなければ?…再び争いは引き起こされてしまうだろう
また我々モンスターが敗れ、バリアをはられる…か、虐げられ我々が滅亡する
そうならないためにもお互いを理解しあうことが大切なのである
『…って言ってもアズゴアは分かってくれないだろうなぁ…はは…
でもあの事があってからだと無理もないか
あの時の若き王にとって、あれは絶望以外出来ないよなぁ
いやぁ…若いって良いけど経験も大事だと最近よく思うわ…
やっぱ年かな?』
私は何を伝えたいのか(・-・)
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作者名:雨音ピグ | 作成日時:2021年7月8日 17時