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８. ページ9
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北「彼氏、いるのかな？」
「え？」
北「まこっちゃんの心の声」
「そんなこと微塵も思ってなかったですよ」
これ以上北人さんと居たら、自分でも知らなかった余計なことまで知ってしまいそうで、楽屋を出た
楽屋の下の階にある自販機で水を買って、
上に上がろうか、北人さんがいるからまだ何処かで時間を潰そうか
どうしようか考えていた時に聞こえてきたのはあの人らしき声で
『あちっ』
声のする方へ行ってみると
『あ、長谷川さん、お疲れ様です』
そう言ってふわっと笑うあの人がいた
さっきまで楽屋に居たのに、いつの間に………って、そんなことは置いておいて。
向こうはベンチに座っていて、俺は立っている
つまり、自然と上目遣いになっているわけで、その視線に不覚にもドキッとする
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作者名：檸檬
| 作成日時：2022年7月17日 23時
