検索窓
今日:50 hit、昨日:34 hit、合計:105,302 hit

20. ページ22













『あ、長谷川さん!お疲れ様です』




奥から出てきたAさんは、少し酔っているのか頬がほんのり赤くなっていて、目が潤んでいる








数「あれ?知り合い?」


「まぁ…」






会えた…





今日は会えないと思ってた


今日だけじゃない、明日もきっと会えなくて、次はいつ会えるんだろうって





まさかこんなところで会うとは












GENEさんとご飯、かぁ。


僕らもAさんが入社した初日に歓迎会的なものを開いたし、こういうのは当たり前のことなんだろうけど

少し、モヤモヤしてしまう。








でもそんな僕のモヤモヤを吹き飛ばしてしまうのがこの人で





『撮影だったんですよね?お疲れ様です』


「ありがとうございます、Aさんこそお疲れ様です」


『ふふ、なんか久しぶりな感じがしますね 笑』






昨日会ったばかりなのに、もう久しぶりな気がしていた僕の心を読んだかのように、そう言うんだ


また、あの優しい笑顔で。









『明日も頑張ってください』



Aさんからのその一言を貰って、GENEさんの部屋を後にした







あの人が居たことを知ったら煩くなりそうだから、他のメンバーには内緒にしておこう













21.→←19.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (164 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
641人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:檸檬 | 作成日時:2022年7月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。