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30. ページ33
















『流石リーダーですね!』




仕事モードが抜けてきたのか、どこか上機嫌に思えるAさんの口調に、自然と頬が緩む









「美味しいっすね」


『はい!』





誰かと食べる夜ご飯は、更に美味しく感じる


それは、相手がAさんだから…?








『ご馳走様でした』



丁寧に手を合わせてそう言うと、そのままAさんはキッチンへ向かった





「いやいいですよ、置いててください」


『これくらいさせてください!』






手際よく洗い物を済ませるその姿を見ていると、同棲したらこんな感じなのかなとか

彼氏いるのかなとか、色々考えてしまう











『長谷川さん…?』






やば、見すぎた









『どうかしました?』


「いや、何も」





少し首を傾げたまま不思議そうな顔で僕のことを見つめてくる



その顔……やばい。













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作者名:檸檬 | 作成日時:2022年7月17日 23時

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