両片想い。（２）

８１. ページ37

(慎side)











ツアーが終わり、打ち上げから三日経った今日

久々にランページ全員での仕事だ




ってことは、もちろんAさんとも顔を合わせることになる









会うの嫌だな…なんて考えていると、ノックの音がして、入ってきたAさん



無意識のうちに見てしまうんだよ、俺は

でも、Aさんは違うみたいだ




いつもなら笑顔で目を見て挨拶してくれるのに、今日はぎこちないし目も合わせてくれない








Aさん、それは北人さんと付き合ったから？



俺の中で生まれたこの疑問は、口にすることも出来ぬまま









慎「はぁ、」


しょへ「まことぉぉぉ、どうしたため息なんかついちゃって！！！」


慎「翔平さん、今そういうのいいです」







さっきからため息ばかりついている


公私混同させてはいけないことなんて百も承知だ

だけど…









あぁ、早く切り替えないと









切り替えようと思っても、やっぱりふと目に入ってくるのはAさんで

俺ってこんなにAさんのこと、無意識のうちに見てるんだなって驚かされる





Aさんのこと、見ているから嫌でも気付いてしまうんだ


俺がAさんを見ている間、Aさんは北人さんを見ていることを。









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お気に入り登録者数が１０００人を超えました、、
嬉しすぎて泣きそうです(;_;)
皆様いつも本当にありがとうございます！
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