両片想い。（２）

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彩「じゃあ、聞いたんだ」


『はい…』


彩「ごめんね、なんか変に心配させたくなかったから言ってなかったの」


『そんなの全然！』


彩「聞いた通りだと思うけど、色々あってね。」


『はい…』


彩「あの子のあと、入った子たちもすぐ辞めちゃって」


『そんなことが？』


彩「あの子、根はいい子なはずなんだけどね〜」







仕事が終わり、彩音さんとバーへ


グラスに入っていたワインを飲み干すと、彩音さんはほんのり赤い顔で

「Aちゃんは可愛いからね〜」って









彩「嫉妬！」


『え？』


彩「可愛いプラス周りにあれだけの男が集まっていれば、皆嫉妬するってこと〜」






可愛いっていう所は否定するけど、、


確かに…あれだけのイケメン良い人揃いのメンバーさんたちに囲まれているこの職業柄、
嫉妬されることも少なくはないのかもしれない









彩「まぁ、さ、何でも言いな？」


『彩音さん…』


彩「私だけじゃなくてさ、メンバー皆、Aちゃんの味方だからね」





それだけ言って力尽きてしまった彩音さん







" 味方 " か…











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