両片想い。

３９. ページ42

(壱馬side)









打ち合わせが終わって帰ろうとしていると、

飲食店の前でタクシーに誰かを乗せている？らしき大樹さんの姿





気になって近くまで行ってみると、

「あ！壱馬いい所に！！」って。








中に入れば顔を赤くしてスヤスヤ眠っているAさんが居た



で、まぁ事務所に連れて帰ったってこと







本当は起こそうって思ってたけど

「かわい…」


思わず声に出てしまうほど
眠っているAさんは可愛かった




同い年なのにしっかりしてて、こういう弱いAさんを見ることが殆どないから

余計に、かも








むくっと起きて、きょとんとしてるその表情でさえも可愛く思える


これは、北人がベッタリなのも分かるな









謝った後にAさんが発した言葉




『前も長谷川さんに迷惑を掛けてしまって…』









へぇ…？

慎が。



あのことがあってからは、メンバーでさえ酔っ払いの介抱はしなくなったのに









壱「俺おるときやったらいいですけどね、危ない目に遭ってほしくないだけなんで」





こんな可愛い姿見たら誰でも、、


俺がおったら守れるし、な？




なんてことを考えてしまう俺も、この人にハマりかけてるのだろうか









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