両片想い。

２７. ページ30

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んっ、…


頭の痛さで目が覚める







『え…？』


目を開けると広がったのは見慣れない景色




ここ、どこ？




昨日…は、そういえばご飯行ったんだっけ









ベッドから出て、リビングらしき所へ向かうと、


「あ、目覚めました？」







『え、長谷川さん？』




「おはようございます、Aさん」

そう言ってニコッて笑う長谷川さん








ノーセット……

部屋着……









慎「今日は名前で呼んでくれないんですね。可愛かったなぁ昨日のAさん」


『……えっ？』




え？もしかして、昨日…

私大きな過ちを？









慎「嘘ですよ、からかいたくなっちゃって」



悪戯な笑みを浮かべる長谷川さんの言葉に、本当にホッとした

良かった…何も間違いがなくて









慎「大丈夫ですか？」


『あーちょっと二日酔いかもです』


慎「結構呑んでましたもんね」


『すみません、ご迷惑を』


慎「全然、寧ろ…」


『え？』


慎「いや、なんでもないです。ご飯食べましょ」






か、可愛い…！！


男の人ってこんなに可愛いモーニング食べるの？！

女の私より確実に女子力ある









『これ、作ってくださったんですか？』


慎「Aさん居るんで、張り切っちゃいました」




照れたように笑う彼

…こういう表情に弱いんだよなぁ、私









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