両片想い。

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休憩が終わって、また静かになった楽屋



私は取り敢えず休憩をいただいて、楽屋の端の椅子に腰を下ろす







コーヒーを片手に、

久しぶりにこんなに忙しい一日だなぁ、なんて思う





忙しくてもちろん大変だけど、

楽しい









『ふぅ、』


麗奈さんのヘルプで彩音さんも現場に行っちゃったから、この広い楽屋に私一人。










「わっ、！」


『わ、すみません』




ウトウトしかけてた…危なかった

" ｶﾞﾁｬ " という音と共に入ってきたのは、長谷川さんだった






『どうかしました？』


慎「いや、忘れ物を」


『あります？』


慎「どこいったんだろ、すみません」




ブレスレットを探しているらしい


さっきどこかで見たような…





メイクをしたところにはないし、ソファにもない









あ、そういえば、！

皆さんのバッグがまとめて置かれてある机の上を探すと、




やっぱり。




『これ、ですか？』


慎「え！どこにありました？」


『ここにありました』


慎「うわ、まじっすか。いつ置いたんだろ…」






長谷川さんとは初めて話した？かな


冷たそうだし、物静かそうなイメージだったけど
…そんなことないみたい






慎「ありがとうございます」


『撮影、頑張ってください！』




少し小走りで楽屋を出て行った長谷川さん









…危なかったぁ

ウトウトしてたのバレてない、よね！？









あのブレスレット、大切なものなのかな


彼女さんからのプレゼント…とか？




わざわざ探しに戻ってくるんだもん

大切なものに違いない









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本日の作者ランキング17位…！
皆様ありがとうございます(;_;)

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