両片想い。

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亜「Aちゃんだっけ」


『はい！』


亜「仕事、慣れてきた？」


『まだ全然で…』


裕「だってまだ入ったばっかやろ？」






ランページのグループ撮影の間、沢山話しかけてきてくれるGENEさん


優しい方ばかりだ









数「入ってきたときめっちゃ噂なってたよな」


『え！何でですか？』


亜「可愛い子が入ってきた〜！ってね」



まさかの答えに思わず口が開く







涼「ちょ、口開いてる」


『ビックリしすぎて…すみません』


裕「うちの凛ちゃんとは大違い」






「なんか言った！？！？」

奥から聞こえてくる凛さんの声に皆で大笑い









数「僕たちのこと知ってた？」


『もちろんです！』


メ「嬉しいね〜」


『大学時代の友達がファンだったので…』


数「お！まじ！ちなみに誰のファン？」


『白濱さんです』


数/メ「「おーーーーーーい」」


玲「顔面彫刻なんでね、うちの亜嵐くんは」





本当に、彫刻

近くで見ると尚更


全てのパーツが整っていて、よくこんな人が生まれたなってくらい

遺伝子恐るべし…







数「ちなみにAちゃんは！？」


『え？』


数「誰が一番タイプ？」


『えー…』





こんなの選べない

さっきで会ったばかりなのに、皆さん素敵すぎて…








「僕？僕やろ？」


なんて言いながら迫ってくる数原さんに、なんて答えていいのか分からず返事に困っていると



ポンッと頭に置かれた手








振り返るとそこには川村さん




壱「俺たちのAさん、虐めないでくださいね」






「虐めてないわアホ！」

って言う数原さんに、悪戯そうに笑って私の手を取る川村さん








『川村さん？どうかしました？』






ボソッと何か言ったような気がしたけど、私の耳には届かなくて









壱「撮影終わったんで俺たちと話しましょ？」




ボソッと言った言葉が気になったまま、ランページのいる所へ連れて行かれた









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