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29. ページ31
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「まじ?」
『うん、』
「やばい、超嬉しい」
照れているのか、手で顔を覆うその川村くんを見て、気持ちを伝えられて良かったんじゃないかって
そう思えた
伝えてしまえば、川村くんに後々辛い思いをさせてしまうかもしれない
その躊躇いが消えたわけじゃない
でも、隠そうとは思わなかった
川村くんのことは好きじゃないよって、嘘をつくことなんて頭になかった
私は弱いのかもしれない
伝えられなくて苦しむのが、川村くんを傷付けるのが怖かったのかもしれない
でも、
「あのー、ぎゅってしてもいいですか、」
こういう許可を取っちゃうところも、川村くんらしくて好きなの
こくりと頷くと、あっという間に私の身体は川村くんの腕の中
あぁ、暖かい
今、とても幸せだ
「俺も好きだよ、大好き」
いつもより近くで聞く川村くんの声は、私の耳に優しく響いた
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作者名:檸檬 | 作成日時:2020年4月7日 23時