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「壱馬さんに言われて来ました」
『あの、』
「取り敢えずあとで話すんで、今は逃げましょう。」
『まだ外にいるんじゃ...』
「もうそろそろ終わってる頃です」
手を引かれて外へ出ると、もうすっかり人はいない
「乗ってください」
『...ありがとうございます』
暫く走って着いたのは直人さんの家
「ここに壱馬さんたちも居ます」
中に入ると、真剣に何かを話している様子で、
誰も私たちには気付いていない
1人の人が私たちの存在に気付いて壱馬に知らせて、ようやく私たちに気付いた壱馬
「あ、A...。ごめん、大丈夫だった?」
『私は大丈夫』
「ありがとう北人。Aも座って?」
" 北人 "
そう呼ばれた、さっき助けに来てくれた男の子は、
壱馬にお礼を言われて嬉しそうにしている
...壱馬に憧れているんだろうな
「あ、こいつは北人ね。多分これからたくさん顔合わせることになるから、覚えてて」
壱馬に紹介されて、
"たくさん" という言葉にドキッとしながらも、頷いた
「北人でいいですよ、Aさん」
『...北人』
ニコッと笑った時の北人は、
例えるなら子犬
この世界にいるのが信じられないくらいに可愛い顔をしている
「北人も碧龍の幹部なんだ」
『え、...すごい』
「Aさん、絶対俺のこと頼りないって思ってましたよね?」
『いや、違くて!あの...可愛い顔してるから』
「それよく言われます。」
『あ、拗ねた...?』
「拗ねてないですよ、」
初対面の人と話すのが少し苦手な私が、
こんなにも話せるなんて、、
北人は、なんだか話しやすい
そんな私と北人を見て、壱馬は微笑んでいた
この空間が、
家族のように温かくて、心地が良かった
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檸檬(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!嬉しすぎるお言葉を…!本当にありがとうございます(;_;)続編やこのようなお話の新作も含めて検討させていただきます!今後ともよろしくお願い致します!^_^ (2021年6月27日 21時) (レス) id: 92973c0529 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 初めまして!檸檬さんの作品読ませていただきました(^^)その中でも「If...」がすごくお気に入りで、壱馬さんがめちゃめちゃかっこよくて、是非!続きが読みたいと思いました!難しいと思いますが気持ちだけでも届けたくて…(^^;)新しい作品も楽しみにしてます(*^^*) (2021年6月27日 6時) (レス) id: 0498cf0682 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - yunさん» yunさん!ありがとうございます!慎くん人気!!ありがとうございます!考えてみます(^ ^) (2019年8月25日 10時) (レス) id: 92973c0529 (このIDを非表示/違反報告)
yun(プロフ) - お話、とっても楽しかったです^^*私も、慎くんメインのお話みたいです! (2019年8月24日 23時) (レス) id: 69b84e62e9 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - shiori08129610さん» コメントありがとうございます!!慎くん!慎くんメインも考えてみます(^ ^) (2019年8月21日 21時) (レス) id: 92973c0529 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:檸檬 | 作成日時:2019年5月1日 0時