【七つの大罪】貴方との思い出はあの家と私の日記の中に 「ゴウセル」

10day ページ15

ゴウセルsaid

エレンと過ごし始めて早くも１ヶ月が経とうとしていた
約１ヶ月彼女と過ごして分かったことがある
彼女は幼いながらに難しい言葉や本を読めたり知っていたり
勿論知らない言葉もあったり読めない言葉もあるが
エレンに聞いたところ母親に教えて貰ったという

エレン:ゴウセル!これなんて読むの?

ゴウセル:これは"哀倬(アイトク)"だな

エレン:アイトク...?

ゴウセル:嗚呼 "人の死を惜しみ悲しむこと"だな

エレン:..そうなんだ

ゴウセル:エレン?どうしたのか?

エレン:ううん...何でもない!

ゴウセル:それは本当か?

エレン:うん!本当!

ゴウセル:そうかならいいが

とは言ったものの彼女の本心は違うだろう
言葉の意味を言ったときの彼女の顔はなぜか何処か悲しそうに見えた
俺の思い違いだろうか
だがこの顔は前に一度見たことある
エレンに両親の事を聞いたときだ
その時はあまり詮索はしなかったが今度聞いてみよう

エレン:違う本詠も〜と!

そう言ってエレンはベットから降りて本棚の方へ向かっていった
ふとエレンの足元を見ると包帯がほどけているのにきずいた
そのスカートからのぞく足とても細い足だ
まるで肉がついていない
ベットから降りたせいか包帯がほどけ赤黒い皮膚がのぞいていた
俺の目の錯覚か骨が突き出ているように見える箇所もあった
周囲の床に彼女の動きのあとを追うような赤い染みができていて生々しい
実際に彼女の足を見たのは初めてだった

ゴウセル:エレン包帯がほどけている

エレン:え?あっ...本当だ..

ゴウセル:平気か?痛くはないか?

俺はすぐにエレンの方に行き異常はないかと聞く
すると彼女は

エレン:うん大丈夫だよこれぐらい平気だもん!

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