僕はあなたのペットです~JK~ (ページ50)

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・50話ページ50

走って家に帰り扉の前で落ち着く
私何してるんだろ…あんなことしちゃって
謝りもせずに、家に帰るなんて……
私はずっと流れていた涙を拭きとって
家の中に入った

「…ただいま」

グクからの返事はなく、部屋の中に入る
目の前には横になったグクがいた
寝てるんだ…

グクのそばまで近寄ってグクを眺める

私達って付き合っちゃいけないのかな？
ねぇ、グク…あなたはどこから来たの？
私にグクのこと、全て教えてよ……

そう考えてると涙が出てきた
ダメだよ…グクが起きたら心配かけちゃう…
急いで涙を吹いたけど、グクの頬に
一滴の私の涙が落ちた

JK「ん………」

グクは寝返りをうって背中を向けた
グク…私は君の事を知らなさすぎたよ
馬鹿だよね､普通ならどこから来たかもわからない人と付き合うなんて､ましてや同居なんて
本当にありえないし馬鹿だよね………

「グク……うっ…」

抑えきれなくなって…涙が流れだす

JK「……A?」

起きたての少し低い声でそうささやいた

私はグクに見られないように背中を向けた

JK「…えっ、早くない？ってか……どしたの…」

グクは少しアタフタしてる

JK「…ねぇ、A…」

グクの手が私の肩に触れた

ﾋﾞｸｯ

何故かグクの手にすごく反応してしまった

JK「なんでそんなに俺の事怖がるの…」

怖くなんかないよ…ただこの先が不安で……

JK「何があったのか、話して欲しい…」

後ろから私を抱きしめてくれた
起きたての彼は体がすごく温かくて
私の心まで暖かくなる

「あのね、、グク……」

JK「まって……こっち向いて」

私の肩を持ちグクの方に無理やり向かされる

「……」

JK「やっぱり…泣かないで」

次は前からぎゅっと力強く抱きしめられた

「ねぇ、グク…私に全て話して…お願い､お願いだから」

JK「…」