僕はあなたのペットです~JK~ (ページ17)

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・17話JK ページ17

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Aが泣いてる‥…

Aが泣いてか顔なんて見たくない

でも、その原因は俺なんだ

俺はわがままで甘えたで

Aに迷惑ばっかかけてきたけど

それには全部理由があった

理由があるって言っても、Aからすると

ただの言い訳に過ぎないだろうけど、

Aが泣いているのはファーストキスを

奪われたからじゃない

俺が…Aのことを否定するからだ

Aは俺の事が好きって事ぐらい分かる

俺だって‥…すきだよ

でも、その恋は一生実らない‥

だからAは俺の事が好きじゃないって

勝手に決めつけちゃうんだ‥

でも、さっきAがあやふやに告白した言葉

忘れられない…Aを見てると

素直になれるし一緒にいたいって思える

でも、俺がAと付き合わない理由…

俺さ、見合い相手がいるんだよ…

俺の家は金持ち

ぞくにいう、財閥ってやつ

俺は昔からお坊ちゃんとして育て上げられてきた

俺が言ったことは全てとおるし

大人だって俺の言いなりだった

親は二人とも世界中を飛び回って世話なんて

してくれたことがないと思う

父さんには、あとをつげって言われてるけど

俺はそんなことしたくない

俺は、俺は………

ダンサーになりたいんだ

でも、そんな夢は叶うはずなくて、案の定

父さんに激怒された…それでも俺は諦めなかった

俺の言う事は何でも聞いてくれるくせに

ダンサーの夢は応援してくれないそんな

大人達にも嫌気が差して

唯一俺を応援してくれてた

俺専属の執事が、俺の家出を手伝ってくれたんだ

ダンボールの中に入れられてどこに行くかも

わからないまま俺とどこかで下ろされた

『坊っちゃん…私は貴方様の夢を応援しております…どうか、夢を叶えて立派になった姿でまたお会いしたいです…どうか、どうかご無事で』

執事は俺にそう言って足音が消えていった

その時に出会ったのがAだ

俺が屋敷を出た時にはすでに俺の事を

屋敷中の皆が探しまわってた

だから、見つかったらまたあの苦しくて

狭い世界で暮らしていかないといけない

それが怖くて、俺は毎日怯えてる

外にだって出たくないし一人でいることすら

俺からすると恐怖なんだ

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