僕はあなたのペットです~JK~ (ページ16)

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・16話ページ16

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「……」

JK「A？」

「笑わないでよ？」

JK「うん」

「今日の朝がファーストキスだった…」

JK「マジかよ…俺なんかでごめん」

グクは頭をかいた

「……」

どうして謝るのかな？と思ったけど

考えてみればそうだよね

グク私の事好きじゃないんだもん

私もグクのこと、好きなのか分かんない

でも、気になる存在ってゆうのは間違いない

ファーストキスは好きでもない相手

なんだか苦い思い出になりそう…

そう思えば…好きな人としたがったなぁ

JK「怒って……る？」

私の顔を覗きこむグク

その顔を私の手で隠した

JK「うわっ、手どけてよ」

「ヤダ…」

JK「A～」

「やだってば」

JK「ヤダって言われるともっと見たくなっちゃう」

「グクのバカ」

私は手を離した

JK「えっ……」

グクは私の顔を見て驚いた

JK「泣いてるの」

ううん、と横に首を降る

JK「嘘だ…泣いてるよ」

グクは私をギュッと包み込んだ

「泣いてないもん、離して」

JK「嫌だって言ったら？」

「……」

JK「ごめんね、俺のせいだよね…
好きでもない人にファーストキスとられるのは

やっぱ、やだよね……」

「どうして…そんなこと言うのよ…
私がグクのこと好きじゃないって

どうして勝手に決めつけちゃうの？
グクの一言一言が胸に刺さるの…」

JK「……」

グクは突然の告白に驚いた様子だった

「離して……」

グクは私を離してくれた

JK「……」

「はぁ………
なんかごめん…晩ご飯作るね」

JK「うん」

私が台所に立って包丁を握った

ときどきグクの行動が気になって振り返る

するとグクは私のことをジーッと見てる

まるで何かを待ってる子犬みたいに

「あともう少しでできるから待ってね」

また振り返ってそう言うものの

グクの顔は濁ったまんま

何を待ってるんだろう‥…

いつものグクなら私の肩に顎を乗せて‥…

そうだっ

私はまた振り返ってグクに言った

「グクおいで」

するとニコニコして私に抱きついた

私の肩に顎を乗せて

私のお腹の前で腕を結んでキツくキツく抱き締める

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