蛇13匹 ページ16
次の日
いつも通り起床して、いつも通り美結と登校。
ではなかった。
美結は体調崩して今日は休み。
だから、1人で登校中。あ、朱殷はいるよ。
教室に着き扉を開けるとまだ数人しか来ていなかった。
早すぎたかな。
席に行くと隣はもう登校していたようだ。
なんかおめでたい色の頭してる....。
ウルトラマン？紅白帽子？
まぁ、いいか。
席に座ってまず朱殷を鞄から出した。あ、学校からは許可もらった。
そして本を取り出して読み始める。
するといつもは他人に寄り付かない朱殷が隣の人の足に絡み付いていた。
「っ!?」
「っ！ じっとしてて。朱殷、どうしたの? 戻っておいで。」
朱殷はこちらを覗き見るように見つめると
また這って戻ってきた。
〈....すまない。つい....。〉
「ついって、何が？」
〈窓に虫いたからそこいこうと思って..。登ってた。〉
「..馬鹿だよね。」
朱殷の行動に呆れてると、隣の人がこちらを見て驚いていた。
「あ。ごめんね。別に危害加えようとしてたわけじゃないから。」
「え、あぁ。大丈夫だ。というか、お前蛇と話せんのか。」
「え、うん。話せるよ。」
もしかしてその事で驚いてたのか。
「すげぇな。個性か?」
「うん。っと、」
「あぁ、俺は轟焦凍だ。お前は天癒Aだよな。」
「うん。あれ、何で知ってるの？」
自己紹介もこのクラスではしてない気がする。あ、でもお茶子ちゃんにはしたか。
「天癒美結。お前の妹だろ。個性がすごかったから覚えてる。」
胸の辺りがずくり、となった気がした
....あぁ、そういうことか。
私は美結のおまけみたいなものか。
大丈夫。大丈夫。
慣れてるから、大丈夫。
「....そっか。うん。凄いよね、美結。」
「あぁ。すげえよな。個性しっかり使いこなしてた。」
「そりゃ美結だから。ね、朱殷。」
朱殷に目を向けると悲しそうな目をしていた。
「朱殷って言うのか? その蛇。」
「え？ あぁそうだよ。私の家族。」
「へぇ」
無言が続く。
チャイムがなって、先生が入ってきた。
「じゃあ。」
「あぁ」
あぁ、一気に疲れたな。
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ヒュウガ - 号泣しました。とてもいいストーリーだと思いました。これからも頑張ってください (2021年8月12日 23時) (
レス) id: 880b49d988 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - メデューサ…！神より美しいと自称してしまったが故に神によって醜く変えられた女性…！面白いチョイスですね…私は神話だとヘーラー様とアテナ様が好きですな！アプロディーテ様もお美しいと聞く故興味はあるんですけどね (2018年4月30日 11時) (レス) id: 113dea87ba (このIDを非表示/違反報告)
ルート√0(プロフ) - クロりんごさん» ありがとうございます!更新が遅くてすみません!楽しみに待っていてくれる方のためにも早く更新出来るよう頑張ります。アンケートにご協力頂きありがとうございます!これからも宜しくお願いします!! (2017年11月2日 15時) (レス) id: b17e63cd1b (このIDを非表示/違反報告)
優希 - こんにちは。アンケートの事ですが、爆豪君がいいです。このお話好きなのでいつも楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (2017年11月1日 23時) (レス) id: 24f779a78f (このIDを非表示/違反報告)
ルート√0(プロフ) - クロりんごさん» かしこまりました!轟くんですね!アンケートにご協力してくださりありがとうございます!! (2017年10月29日 22時) (レス) id: b17e63cd1b (このIDを非表示/違反報告)
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