無能は皆のために。 (ページ6)

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youside

ひとらん隊長が去った後、特にやることもなかったため、自室に戻って今日押し付けられた分の幹部の書類をやろうと自室に向かう。

…ほんま幹部ってなんなんやろな、実力もあるけど少なからず一般兵よりは書類出来るはずだよな??

あー…もしかしたらあのおば(((ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ、
あの子と一緒に居たせいで脳みそぶっ壊れたのかな??
ならしょうがないよね。うんうん。

と1人で頷いていると、後ろから甘ったるい声が聞こえてくる。

??｢あれぇ、無能じゃーん!!｣

『…シルナ(以下sr)』

sr｢は？誰が呼び捨てで呼んでいいって言ったの??シルナ様、でしょ??｣

『…シルナ、様』

sr｢まぁ気に食わないけどそれで許してあげる。｣

今僕がおばさんって言いかけてた子ですこの子()
あらヤダ怖い。

こんな弱っちい乙女()にそんな事言うだなんてｯｯｯ!!!!!

おい、どこがだよとか思ったやつ後で家行くからな(やめてメタい)

取り敢えず話しかけてきたってことは何か用があるんだろう。
シルナが話しかけてくるのを待つ。

sr｢あ、そう言えばぁ。私の書類やっておいてくれたぁ??｣

喋り方きしょいな。
甘ったるい声に吐き気を覚えながらも必至に耐えて答える。

『いえ…まだ出来ておりません…』

sr｢は??なんでやってない訳??やっておいてって言ったよね??これじゃ私が仕事できない無能みたいじゃない。｣

その通りだよ。てか出来てねぇわけねぇだろバカ。
君みたいな頭の回らないおばさんと違ってこちとら有能なんですわ。

…てか演じてるんやったわ。
ちゃんと無能は無能らしく…

『ご、ごめんなさい…直ぐに終わらせてきますｯ!!』

sr｢早くしてちょうだい。出来たら私の部屋のドアをノックして置いていってね。じゃ。｣

『承知致しました…』

髪をブォンと翻しながら去っていくシルナを見てコイツ傲慢過ぎんか。なんて思いすこし苛立つが、いい匂いがしたので許す()
あ、てか今更だけど僕幹部の皆嫌ってないからね??

…まぁ例外も居るけど。

僕に危害与えてくるやつは嫌い。でもほら、シルナはきつく言ってくるけど手は出してないじゃん??
それにいつもいい匂いするし()

まぁ取り敢えず書類片付けますか。