無能は皆のために。 (ページ11)

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you side

??｢おい、無能こんな時間に何しとんねん。｣

??｢もしかしてサボりか??ww｣

『…何か御用でしょうか。シャオロン様、ゾム様。』

ｸﾙｯと振り返ってそういう。
すると2人は嫌そうな顔をして

sha｢名前呼ぶなや。あー無能に名前呼ばれて気持ち悪くなってきたわw｣

zm｢せやなぁwおい無能、スッキリする為に殴らせてや。｣

『…』

sha｢返事せぇへんってことはええって事やな??w｣

そう言って腹に重い一撃を入れるシャオロン。

嫌だって言ってもどうせ殴ってたくせに。
選択肢なんてないも同然やのになんで聞いてん。そういうとこがほんま嫌い。

『…お前らなんて嫌いだ。』

zm｢おーほんま??俺らもお前の事嫌いやで｣

此奴らほんまに卑怯やわ。さっきから目立たん腹とか足とかやりやがって。

…待て、落ち着け??無能は泣くんやろ??

『…ｳｯ、ﾋｯ…ｸ…』

sha｢うわ、泣いてるやんこいつ。どうする??ゾム｣

zm｢……｣

sha｢ゾム??｣

zm｢んっ?あぁ、ごめん。もうやめとこ。無能の涙とか手についたら嫌やしな。｣

sha｢それもそうやなww｣

そう言って去っていく2人。
もう関わってくんなよ(())

でも流石近接と暗殺。1個1個が重いわ()

『あー痛てぇ…』

独り言を言いながら足を引きずって歩いていると後ろから声をかけられる。

sn｢え…Aちゃん??｣

このふわふわした声は…

『…しんぺい神様。』

sn｢ペ神でいいって。…それより。どうしたの??その足。｣

『いえ、これはただ自分の不注意で…』

sn｢…嘘は良くないなぁ、｣

そう言ってぺ神は僕を横抱きにする。

『ｯ!?し、しんぺい神様!!自分で治療しますよ!?』

sn｢大人しくしてて。｣

『しかし…!!しんぺい神様のお手を煩わせる訳には…!!』

sn｢いーのいーの。僕がやりたくてやってるんだから。｣

『……』

sn｢お。大人しくなったね。いい子。｣

ペ神は歩きながらそう言う。
多分医務室に向かってるんだろう。

…ペ神はどっちか分かんないんだよな。
総統が言ってたメンバーには入ってなかった。かと言って僕を嫌ってるわけでもなさそうだ。

確かもう1人そんな奴がいた気がする…えーと…あ、そうだ。エーミールとか言ったか。

ずっと図書室に篭っているから会ったことは無い。
だがずっと篭っているから、俺の事は知らないだろう。普通に仲良くしてくれそう()

そんな事を考えていると医務室に着いていたようで、ペ神が足、見させて貰ってもいい?? と言っている。

『お願いします…』