ヤーさんぽい人、懐かれる ページ14
そういえば、あの今剣。
どうしてあんなに俺に懐いてやがる？
普通は拒絶するだろ。
だが、俺一人で三条の部屋に行くのもリスクが高い。
聞くとしたら、夕餉の後、か……
こ｢A様〜！｣
……
とりあえず目の前にでてきた狐を抱き上げる。
モフれる奴がいるとは……
ﾓﾌﾓﾌ
こ｢くすぐったいです！A様！｣
『あぁ、すまない。何の用だ』
こ｢モフる手は止めていただけないのですね……私はこんのすけと申します。以後お見知り置きを！A様はこの本丸の主となられたのですから、鍛刀でもしてみてはいかがかと思いまして参上致しました！｣
鍛刀…… 刀を打つということか？
こ｢早速、鍛刀部屋へレッツゴーですぞ！｣
『で、来た訳だが、どうするんだ？』
こ｢初めての鍛刀ですからわからなくて当然です！
まずは妖精さんにご挨拶を！｣
すると、2頭身のちょこんとした小動物が出てきた。
『こ、こいつが作るのか？刀を。』
こ｢はい！見た目こそ小さく可愛らしいですけれど、仕事は
妖精さん(？)もドヤ顔をしている。
『よろしくな。これやるよ』
袂から金平糖を取り出し差し出すと妖精さん(？)の周りにお花が待っていた。
かわいい……
こ｢妖精さん、刀を一振打って欲しいのですが、よろしいですか？｣
妖)( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ!
『怪我するなよ』
妖精さん(？)は走って鍛刀場へ行った。
こ｢本来は20分から6時間ほどかかったりするのですが、今日は説明も込み、という事で、手伝い札を使いましょう！｣
こんのすけが別の妖精さん(？)に札を渡すとあっという間に刀ができた。
『短刀か。俺も持ってるから馴染み深いな。』
こ｢この刀は…『分かってる。薬研藤四郎だな』
『話は聞いた。少し前に折れたそうだな。まだ粟田口奴らの傷は深いだろうに…』
こんのすけも顔に影を落とす。
鶴丸のあの様子だと、みんなから好かれてたんだろうな。薬研藤四郎は……
『だが、こいつに罪はねえ。顕現させるか。』
こ｢霊力を込めれば顕現されるはずです｣
なるべく優しく、怖がらせないように、白刃を撫で、霊力を込め(イメージだが)ながら心の中で薬研藤四郎の名を呼ぶ。
すると、刀から桜の花びらが溢れ、花びらの渦の中から、少し髪が長めの少し背の低い男士が出た。
薬「よお大将。俺っち、薬研藤四郎だ。兄弟ともども、よろしく頼むぜ」
薬研藤四郎。この本丸の新しい仲間だ。
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カイト(プロフ) - とても面白いです！続きを楽しみにしています (2021年2月14日 7時) (
レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年10月18日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 黄花さん» そう言っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2020年3月6日 15時) (レス) id: 826d45fdb9 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» 受験が終わったので、一生懸命更新しますね!!!!! (2020年3月6日 15時) (レス) id: 826d45fdb9 (このIDを非表示/違反報告)
黄花(プロフ) - 読んでいて楽しいです！そして受験お疲れ様です！応援してます♪ (2020年3月6日 8時) (レス) id: 3c0d3771cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真紅 | 作成日時：2019年8月25日 17時
