√電話 ページ34
＊
＿＿＿＿＿ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ
＿＿＿ﾋﾟｯ
EL「はい、もしもーしA？」
『うん、夜にごめんね、今大丈夫？？』
EL「うん全然大丈夫だよ〜」
Aの暖かい気遣いに思わず頬が緩んだ。
『ELLY…が医務室でずっと一緒に
居てくれたって聞いたんだけど…』
EL「あ、ごめん迷惑だったかな？？」
『いや！全然！
むしろ、ちょっと落ち着いたんだと思う。
…ありがとうね？』
EL「いやあ、こちらこそありがとっ」
いつでも完璧にこなす君の、
Aの弱いところを見せてくれて、
ありがとう。
EL「それにしても、どうしたの？
……あ、嫌なら別にいいんだけどね？」
『…や。ELLYは大切なメンバーだから話す、ね』
よかった。
君にとって俺は、まだ大切なメンバーなんだ。
君の事を守ってあげられなかった弱虫な僕も、
大切なメンバーなんだ。
心底ホッとしたし
Aの事を守ってあげなきゃと思った。
『…あのね、………』
EL「ゆっくりでいいよ」
『私に、歌う事を教えてくれた
とっても大切な人が………』
EL「…………っ」
電話越しの彼女は泣いてた。
現代の文明の進化で
必死に隠す嗚咽も聴こえてしまって。
Aはいつも泣いてたんだね。
こんなに静かに泣いてたんだ。
…俺達に見付からないように。
『彼に会いに行かなきゃ…』
Aの震える声を聞いたとたん、
目からボロボロ水が出た。
…強く強く会いたいと思った。
＊
えりたん優しいね(´；ω；`)
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雨中(プロフ) - いつまでも続きを待ってます……！ (2019年11月15日 13時) (
レス) id: 80dc529635 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 続きが凄く気になります！このまま更新されないんでしょうか？ (2018年11月14日 1時) (レス) id: 92632a3282 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 更新待ってます！！ (2018年3月25日 1時) (レス) id: f4915af937 (このIDを非表示/違反報告)
荒 碧悠@ただいま(プロフ) - にべあちゃん、読ませていただきました。もう忘れられてるかな、私が横道にそれている間にこんなに素敵な文を書いていたんだね！遠い人になっちゃったみたい。ドキドキしながら、ページを進めさせて貰いました、いつか、続きが見られるのを待っています (2017年8月4日 0時) (レス) id: 236d90ad7e (このIDを非表示/違反報告)
#あると - やっほーにべあさん!!また更新していただけるんですか!?この小説大大大好きなので更新していただけたらめちゃめちゃ嬉しいです!!ずっと着いていきます! (2016年5月11日 14時) (レス) id: 2cfa8e7768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にべあ
| 作成日時：2015年7月12日 9時
