【三代目】ワ ル イ オ ン ナ 【EXILETRIBE】

▼貴方より早く ページ16

＊



＿ｳﾞーｯｳﾞーｯｳﾞーｯ


「…ん……」


携帯の目覚ましのバイブ音で目が覚めた。



あの後普通にお風呂に入って二人でお酒飲んで
ちょっとイチャイチャして同じベッドで寝た。

哲也くんは優しいから
私がNOと言えば絶対に無理にしようとはしない。

…まあみんなそうなんだけど。


同じシーツにくるまって
スースー寝息を立てて寝ている哲也くんの頭を撫でて
おでこにキスを落として立ち上がる。


…あ、これ哲也くんのロングTシャツだ。


…そうだ昨日お風呂入った時貸してもらったんだった。


取り合えず着替えよう。




…今日は、ボーイフレンドデニムと
レースの編み上げのトップスにカーキのジャケット、
あと靴は…このオレンジ色にしよう。
バッグは今日も小さめのショルダーバッグ。


洗面所で顔を洗ってケアして
着替えてメイクしてヘアセットする。


…急いでるのは哲也くんより早く部屋を出るため。


付き合ってもいないのに、
朝まで一緒だなんてどこの浮気相手だっつーの。

…そんなバカみたいな事しない。


夜には腕の中に居た私が朝になれば居なくなる。




大体の準備が終わったので
コーヒーマシーンにコーヒーを入れておいて。

もう一度ベッドルームへ。



まだ寝てる。
…まあその方が都合がいいけど。

準備中の姿を見られるんて結構恥ずかしいでしょ？



「…哲也くんじゃあね、」




おでこにキスを落として颯爽と歩き出す。






＿＿＿＿ﾊﾞﾀﾝ






今日がまた始まる。









＊






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