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それで、有岡くんが目を覚ます。
「ん……」
まだよく状況が分かってない有岡くんは
すごくふわふわしてて、
同性にしてはすごく可愛らしい。
ん?可愛らしい?
「大ちゃんおはよ、高木くんったら大ちゃんのこと全然起こしてくれないからさぁ、」
裕翔がこっちに近づいてくる。
いや、というか今、可愛いって……?
「いやいいよ。高木、起こさなくていいからね?
ごめんねー、裕翔うるさくて」
「ちょ、うるさくはしてないよ、」
「はいはい。ありがとね」
「いえいえ」
そんな風に笑い合うふたりを見て、
ただ見てることしか出来ないなー、なんて。
「高木くん?今後ともよろしくね、起こすの」
「だから起こさなくていいから!ね?高木?
分かった?」
ふたりが俺に話しかけてるんだなんていうことは
分かりきってるんだけど、
それより早く気づいてしまったんだなあ、
この変な気持ちに。
「わかった、ちょっと水飲んでくる!」
そう言い残して教室を去る。
何もわかってないんだけどなあ、
なんだこれ。
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こころ(プロフ) - *Asuka*さん» もちろん頑張る!!ありがとう! (2018年9月15日 19時) (レス) id: f9fb4ac7d9 (このIDを非表示/違反報告)
*Asuka*(プロフ) - 移行おめでと!これからもお互い頑張ろーね! (2018年9月15日 16時) (レス) id: 34b785c964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁 | 作成日時:2018年9月15日 8時