幼い頃の王子様 (ページ9)

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私の隣には優香
斜め前に中村さんが座っていた

中村さんは楽しそうにみんなと話してた
笑った顔が可愛いなって思ってしまった(笑)

優「どうー？中村さん！かっこいいじゃん！」

『うん、なんか仕事中は真面目で硬い印象あったけど、

　さっき笑ってるとこ見て、なんかいい人そうだなって思う』

優「年もうちらと同い年だよね、ちょっと話してみればいいじゃん！」

『や、いいよ楽しそうだし(笑)

　優香も話したことないし話してみなよ〜！』

優「や、私には如恵留くんがいるからいーの！」

男の友達なんていらなーい、と優香
優香の彼氏は如恵留さんっていう
顔の彫りが深くて金髪の似合う大人な雰囲気の男性

私もよく混ぜてもらって3人でご飯もいったり
まあその時に相談に乗ってもらったりして
とてもお世話になってる本当にいい人

『まあ話せたら話すよ中村さんとは (笑)』

って話してたら、
中村さんが私たちの方に近づいてきて

中村「 ...... Aさん、今日はいろいろ教えてもらって

　ありがとうございました。ちょっと話しませんか？」

うわあ、なんか仕事中とはちがった雰囲気で
最初からかっこいいなとは思ってたけど
近くで見ると余計かっこいい...

『え！いや！こちらこそ！

　私なんかの説明でそう言ってくれて、、なんかすみません、(笑)』

中村「僕たち同い年ですよね？敬語外していいですか？」

『そうですね！外しましょ』

中村「いきなりなんですけど聞いてもいいですか

　 Aさんって、◯◯出身ですか？」

私の幼い頃住んでた町の名前だった

『え、そうです！そんな田舎よく知ってるね！

　なんでわかったの？(笑)』

中村「あ、いや、PCの画面、◯◯の観光名所だったから

　そうなのかなっておもって」

小さい頃に家族で撮った写真だった
いや恥ずかしすぎん？！

『あ、ああー！恥ずかしいよそれは！(笑)

　もしかして中村さん行ったことあるの？？』

中村「俺よく小さい頃いってたんだよねそこ」

『え、そうなんだ、もしかして地元近かったりして私たち！』

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