受け止める ページ34
〜海青side〜
海青「...入りたくねえなぁ...」
ずっと頭ん中ぐるぐるしてた。
単刀直入にAちゃんに聞くべきか、このまま知らないふり続けるか。
...そんなこと考えてたら、出てきた隼さん。
隼「うぉ...なにやってんの?笑早く入りな。ゆあさん怒っちゃうよ笑」
苦い顔して言ってくれる。
でも、俺が躊躇してる理由はゆあさんでも、他の誰でもないAちゃんだけ。
海青「......そう...っすよね。やっぱ行った方がいいですよね。」
隼「話が噛み合ってるかわかんないけど笑
とにかく、行くだけ行きなよ〜。」
疲れた〜って言いながら自販機の方まで歩いてっちゃった。
海青「......よしっ」
聞こう。ちゃんと向き合わなきゃいけないことが俺にも、Aちゃんにもあるはずだから
...ガチャ
入った途端、ゆあさんが噂をすればって。
なんの噂?Aちゃんの彼氏登場〜みたいなノリかな、今そんな気分じゃないんだけど。
そしたら、Aちゃんモジモジしながらこっち来て「海青くん」っていつもみたいに名前呼んでくれる。
素直に笑って返せばいいのに、それができないのが俺のまだまだ未熟なとこ
海青「...俺が予定入っちゃった。ごめん。」
言い終わったらAちゃん、ちょっと泣きそうな顔してからすぐ表情戻して、頑張ってって
それからゆあさんのとこに行って相談。
.
.
海青「...って、わけなんすよ。酷くないですか?」
ゆあ「...んー、なんとも難しい話だけどね〜」
海青「俺、もうどうすればいいか分かんなくて...そんな自分が情けなくて.....」
泣きそうなの必死で堪えてたらゆあさん、背中にポンって手置いてくれて、
ゆあ「...すれ違ってこそ、本物の愛が生まれるんだよ。」
海青「...え?」
ゆあ「何回も失敗して、ぶつかって傷ついて、でも、それでも一緒にいたいって思えることこそが本物の愛...なんじゃないかな?」
ゆあ「海青はさ、Aちゃんのそういう話聞いて、もう冷めちゃったわけ?」
海青「......俺は、」
最初からそんな答えは決まってて、どんなこと言われても受け止める準備なんてとっくにできた
.
.
.
海青「...俺は、それでも好きです。全部受け止める覚悟、できてます。」
ちゃんとぶつかり合うんだ。Aちゃんのホントの気持ちと。
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さき(プロフ) - めちゃくちゃ好きですっっっ語彙がなくて申し訳ありません!!めちゃくちゃ良かったですっありがとうございます!!! (2019年3月15日 21時) (レス) id: b66550d241 (このIDを非表示/違反報告)
Kazumako - いえ!最後まで読んでくださりありがとうございました!!次回作も考えていますのでよろしくお願いします! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 81dbb86dc4 (このIDを非表示/違反報告)
しょこちゃん(プロフ) - 海青くんハッピーエンドおめでとう。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。Kazumako様も更新お疲れさまでした!! (2018年3月18日 22時) (レス) id: d12b424b29 (このIDを非表示/違反報告)
Kazumako - すいません!変換ミスです! (2018年3月14日 21時) (レス) id: 81dbb86dc4 (このIDを非表示/違反報告)
monchi(プロフ) - 龍友くんの漢字が違います!そこが気になってしまって… (2018年3月13日 6時) (レス) id: 01879634a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kazumako | 作成日時:2018年3月8日 15時