僕の専属トレーナー

キョロちゃん ページ4

〜壱馬side〜




壱馬「やばっ、」



寝坊した〜...は、まぁいいものの。
絶対、陣さんに怒られるわぁ〜



壱馬「こんな時に限ってタクシー捕まらん。」






ーようやくLDH着いて、
警備員さんに会釈して入ってく。



エレベーターのとこ来たら見慣れないショッキングピンクのリュックの紐ギュッて握ったまま眉間にしわ寄せてる女の子がいて、エレベーターくるの待ってる。



ちょっと顔みてみたくなって、横に並んでみる

そしたら、目ぱちぱちさせてこっち凝視してくるから、





壱馬「おはようございます。」



言ったらその子、





A「こんにちは。」






って言ってくるから時計見てみる。
こんな時間。これはエラいことになりそうやな。


壱馬「あ、もう10時か。こんにちは笑」


そんなやり取りしてたら、エレベーター来て、


俺が入ってくあとをテコテコついてくるように入った。


壱馬「何階ですか？」

A「え？」

いや、そんなおどろかなくても笑

壱馬「フロア、何階？」


ちょっと砕けた口調で言ってみる。明らか年下だし。


A「あ、５階ですっ。」

壱馬「ふふっ。笑」



やば、失礼なことしてもうた。
つい可愛いから笑ってしまった。

そしたら、怪訝そうな顔でこっち見てくる

そんな顔してても可愛い。




そしたら、エレベーターはあっという間に5階に着いてもうて、

その子会釈しながら






A「あ、それじゃあ。」






って、さっきと同様チラって見てきて。


意地悪してみたくなって、



壱馬「また会えるといーね。」



そんなこと言ってみる。

そしたら、今まで以上に目ぱちぱちさせて、
予想通りの反応に少し笑えてくる。



それから、扉閉まって遅刻してること思い出す。


壱馬「そろそろ、ホンマにやばいな。」



でも、また会えるといーね。

キョロちゃん。

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