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「んん、美味しい…！」
風磨「あっま」
「んふふ、幸せ…」
風磨「甘いもん好きなの？」
「大好きですよ！
今 ホテルのビュッフェで甘いものフェアみたいなのしてるんですけど、それがめちゃくちゃ美味しそうなんです！！
でも、周りに甘いもの好きな友達ってあんまりいなくて…」
風磨「うわ、甘そうだな…見てるだけで胃もたれしてくる」
その 今気になってるビュッフェの画像を見せると 眉間にシワを寄せて画面を覗く風磨先輩
男の人で 甘いものが好きって あんまりないかぁ…
風磨「そこ、行きたいの？」
「行けたらいいですけどねぇ、
予約取るのも結構大変らしいですよ」
風磨「ほぉん…
あ、てか 敬語に戻ってる」
「は…！」
なんと、
私としたことが…
あぁ、ダメだ。難しい。
毎回 意識しないと敬語に戻ってしまう。
無意識でタメ口を使うのは まだまだ上級者だ……
風磨「なぁ、」
「はい……！」
風磨「……この前は、ごめん。」
謝られた。
風磨先輩に。
風磨先輩に謝られるのって 多分3回目。
1回目は 女の子にスマホ奪われて、怪我しそうになったとき、
2回目は合宿のとき 中島先輩目当てだと思ってたこと を謝られた記憶がある。
そして、今日3回目
風磨「恋愛とか、……Aが喜びそうなこととか…
考えてはいるつもりだったんだけど、よく分かんなくてさ…
告白もめっちゃ適当で…
あんなの、ただの照れ隠しだよな。
ごめん、」
「いや……
別に私は……、、」
風磨「ちゃんと、言わせてほしい」
ど、どうなってるんだ……
でも 目の前の真剣な風磨先輩の瞳に吸い込まれては 抜け出せなくて、目を逸らすことなんて出来ない。
風磨先輩も真剣に向き合ってくれてるんだ、
私も素直にならなきゃ、
風磨「Aのことが好きです。
付き合ってください」
「私も……ふうまくんのことが好きです…
こちらこそ、よろしくお願いします…、、！」
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
