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結局 窓側を風磨先輩に取られ、行きと全く同じ席…
通路側だと寝にくいんだよ…
行きは テンション高めだったから眠さはあんまり感じなかったけど、帰りは 2日間の疲れがどっときて めちゃくちゃ眠い……
風磨先輩はと言うと…
合宿中に一眼レフで撮った写真を見返してる。
ぷわぁぁ…
あくびが止まらない。
他のみんなも静か。
全然話し声も聞こえてこないから きっと寝ているんだろう。
もう…。
寝ないなら窓側変わりなさいよ！！
風磨「？」
「……なんでもないです」
べー、だ。
風磨「そういえば、お嬢さん体調は」
「ぇ……？」
風磨「悪かったんじゃねぇの。」
あ、もしかして私が階段で倒れたときの…？
よくなるんだよね。
昔から ストレスとか溜め込むと胸のあたりが苦しくなるの。
病院とかは行ってないから、詳しい原因は不明だけど 別に大丈夫かなって。
風磨「よく胸痛くなるとか それふつーじゃねぇから病院行け」
「えぇ、大丈夫ですよ。
今更って感じです」
風磨「なんかの病気だったらどうすんだよ」
「それだったら、もうとっくに悪くなってます」
風磨「はぁ、知らねぇからな…」
だって、今更、
ねぇ…？
「それより、風磨先輩 寝ないなら窓側変わってください」
風磨「は？」
「ここ寝づらいんですよ。寝るとき首がひん曲がって痛いんです。」
風磨「寄りかかりゃいいじゃん、」
「どこへ！？」
風磨「ほら、」
その瞬間 風磨先輩の手が私の頭に伸びて こてん、と頭が風磨先輩の肩に乗っかった。
え……？
私、今……
風磨「これでいいだろ」
風磨先輩の肩で寝ようとしてる…？
風磨「寒かったらエアコン消すけど」
「だ、大丈夫です……」
風磨「そ。」
やっぱり 私……風磨先輩の前だと 心臓が早くなる気がします…
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
