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人も少ない商店街を歩く。
お昼ご飯も食べ終え 夜のお祭りが始まるまでは自由行動
今日の朝のことが忘れられなくて、終始ぼーっとしてしまう…
健人「Aちゃん！」
「ぁ、中島先輩…」
健人「大丈夫？なんか元気なさそうだけど…」
「え、？大丈夫ですよ…！」
なんだろう…この気持ち
風磨先輩といると 心臓の音が早くなったり 心臓が苦しくなったり、変に意識してしまうのは…
中島先輩の前ではそんなことないのに。
今だって、至って普通だ。
健人「菊池のこと…？」
「っ、、」
図星だ。
思わず びくっとなる。
健人「なんかされた？」
「いや…！そんなことないです！」
健人「昨日の夜さ、菊池 部屋に戻って来なかったから」
「………」
中島先輩は知ってるのだろうか
風磨先輩が私の部屋で一緒に寝てたことを…
そんなの、言えるわけないよね。
健人「Aちゃん、ほんとに大丈夫？
菊池になんかされた、
「何にもないですっ、！！！」
思わず 大きな声で否定した。
だって、風磨先輩は私のためにそばにいてくれたの…
風磨先輩が悪いことなんてなに一つない…
悪く言われたくない…
健人「ご、ごめん……」
あー、なんなのこの気持ち
なんで 私、風磨先輩のことになるとこんなに必死になるの…
「中島先輩……」
健人「ん…？」
「………、やっぱりなんでもないです…！」
健人「Aちゃん……？」
「あ、あそこのアイスクリームめっちゃ美味しそうですよ！」
まだ分からないままでいいや…
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
