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「じゃあ……ふうま先輩で………」
風磨「なんか下の名前で呼ばれんの新鮮だわ。笑」
中島先輩からも 菊池 って呼ばれてるもんね。
でも、私はなんかかわいい名前だなって思ったよ。
見た目はこんなに怖そうなのに ふうまって。
もちもちしてそう。
風磨「A」
「！？」
風磨「いや、ビビり過ぎだから。笑」
なんか 菊池先輩から名前で呼ばれのくすぐったい…
あ、風磨先輩から呼ばれるの…
風磨「さてと、部屋戻りますか」
「ぇ……」
風磨「ん？」
部屋戻っちゃうの…？
せっかく楽しかったのに…
また一人になるの、
一人が寂しいだなんて、そんなの笑われちゃうかな。
それこそ、子供かよって 言われちゃうかな。
風磨「どした？」
「あ……えっと………いや、その、なんでもなくて……」
風磨「なんでもないふうには見えねぇけど。」
「……うぅ…」
やっぱり言えない…
風磨「言えないこと…？」
「わたし……」
いつの間にか飲み干した牛乳瓶をゴミ箱に捨てて 私の目の前に来てしゃがみ込み 顔を覗く風磨先輩
「……こわ、い……」
風磨「こわい？」
「ひとりが………こわくて……、」
言っちゃった…
一人が怖いだなんてね。
風磨「………」
「あっ、！！ごめんなさいっ…！
急にこんなこと言われても困りますよね、、
すみません、忘れてくださいっ！」
急いで立ち上がって 階段を登る。
ちょっと距離が縮まったからって…
そんなことまで理解してくれるわけないよね…
あぁ………でもだめだ……
苦しい……
胸が痛い……
風磨「A？」
気付けば 階段を登って私の隣にいる菊池先輩
風磨「大丈夫か？」
「…ごめんな、さい……、、
気にしな、いで…くださ、い…」
風磨「ちょ、」
苦しくなって、意識が遠のいていくようだった。
迷惑かけて、ごめんなさい。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月25日 23時
