patron (ページ3)

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太陽「俺が奢りたいんで」

ゆき「ありがと」

その後どれくらい飲んだのかは覚えてないけど

いつもの倍はのんだかもしれない

太陽「ゆきさん飲みすぎですよ」

ゆき「今日は飲ませて」

太陽「水飲んでください」

ゆき「・・・」

？「太陽、久しぶり」

太陽「おっ海、久しぶり」

？「俺にも同じのちょうだい」

太陽「分かった」

？「お姉さん、なにかあった？」

誰？急に話しかけてきて

ゆき「あなたよりは若いと思うけど」

？「何歳？」

ゆき「24」

？「じゃあ俺の一個下かー」

ゆき「年上なんですね」

？「ゆき聞いてもいい？」

ゆき「秘密です」

太陽「海」

海さんって言うんだ

海「ありがと」

ゆき「もう帰るね、太陽くん今日はありがと」

太陽「話はいつでも聞くんで」

ゆき「うん」

海「送ってくよ？酔っ払ってるみたいだし」

ゆき「大丈夫です」

確か断ったんだけどしつこかったから

送ってもらったんだよね

タクシーに乗った記憶はあるんだけど

その後覚えてないんだよね

カバンの底に入れてたスマホをみると

稜雅から○INEが入ってた

稜雅『どういうこと？』

ゆき『そのままの意味だけど』

ゆき『稜雅の家に置いてる荷物捨てていいから』

お互いの家を行き来してたから私の服とかが

稜雅の家にあるんだよね

会いたくないから捨ててくれた方が助かる

お昼休み

同僚のまきとご飯を食べてると

まき「え？彼氏と別れたの」

ゆき「うん、浮気されてされてた」

まき「うわぁー」

ゆき「仕事忙しくて中々会えなかったし」

まき「ゆきならいい人見つかるよ」

ゆき「当分は恋愛はいいかなー」

まき「そう言わないでよ」

まき「そういえばいつも付けてる時計どうしたの？」

ゆき「無くした」

太陽くんに聞いても落し物ではなかったって言ってたし

だとしたら海さん？が持ってるとか？

まき「どこで？あんなに大事そうにしてたのに」

一夜のことをまきに話すと

まき「ぇぇぇぇぇぇ！！」

ゆき「声でかい！」

まき「その人ってイケメンなの？」

？「相変わらず声でかいな」

そう言って話しかけてきてのは同僚の拓弥

ゆき「拓弥も今からお昼？」