山 田 社 長

# 032 ページ33

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「 ん... 」




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肌寒さで目が覚め、時計を見ると6時前だった。
手探りで携帯を探していると、とんっと何かが手に当たった。




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「 ...ん？ 」

涼介「 ... 」

「 っ〜〜！！ 」




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忘れてた、って1人で赤面して音を立てないように下着を取った。
上はきっと涼介のものであろうTシャツが落ちていたからそれを借りた。




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ベッドにもう一度ごろん、と寝転がりふと隣を見た。




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「 ...黙ってりゃほんとにイケメンだよなあ 」




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なんて独り言をこぼしながらふにふにとほっぺをつついていた。
朝食でも準備しようとベッドから出ようとした時。




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ｸﾞｲｯ


「 きゃっ 」

涼介「 寝込み襲うなんてへんたーい」

「 お、起きてたなら言ってよ！ 」




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にや、と笑いながら起き上がった。




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涼介「 あ、その服 」

「 あ、ごめっ勝手に着ちゃった... 」

涼介「 いーよいーよ、てかなんか...そそられる 」

「 い、意味わかんない 」




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ははは、なんて笑いながら落ちた服を拾っていた。




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涼介「 風呂はいろー 」

「 いってらっしゃい 」

涼介「 いやいや、おまえもだよ？ 」

「 ...は？ 」




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