山 田 社 長

# 029 ページ30

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結局その日の仕事は夜のことが気になり
仕事にならず...

書類ぶちまけるしコピーする量間違えるし
美香さんにも怒られる始末...


挙句の果てには定時前に「帰れ！」だとか...




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社長の家は覚えてる。

あんなでかい高層マンション、
誰だって1度は住んでみたいとか思うし。

それにこの前のことも、ね()




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「 ふぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 、

めっちゃ緊張してきた 」




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着いてしまった...

確か階は2509号室だよね、
てかオートロックの番号知らないよ？！




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オートロックの番号を聞こうと社長にメールしようと電源をつけると社長からメールが来ていた。




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涼介オートロックの番号、1098
A了解した!!!




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...なんでこんなノリノリで返してんだ私。




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これで家には入れる、よし。




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ﾎﾟｰﾝ

エレベーターで25階まで来て
社長の部屋を探した。




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「 ...あ、ここだ 」




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約１ヶ月ぶりの社長の家。


ｶﾞﾁｬ

「 おじゃましまーす... 」




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玄関に上がった瞬間、
ふわっと香る社長の香水。

...この匂いすきだなあ。




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この前来たときは寝室しか見てないから
リビングに入るのは初めてだ。

リビングはダイニングキッチンになっており
でっかいテレビとでっかいソファー。




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「 ...生活感ないなあ 」




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社長らしい部屋だった 。




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あ、そーだ... ﾆﾔ




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