山 田 社 長

# 014 ページ15

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海澪「 A… さん ??

わたし 、Aさんとお話したくて … 」




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次の日の昼 、

お昼のサンドウィッチを食べていると
海澪さんに声をかけられた 。




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「 … あ 、ぜひ 」

海澪「 わあ 、ほんとですか ?! 」




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ふわふわしてるなあ 。

髪の毛ちゃんと巻いてあるし

服だって女の子らしい 。




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… まあ服に関しては負けない自信あるけど←




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海澪「 お隣いいですか ?? 」

「 どうぞ 」




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コクっ と紅茶を飲み込んだ 。


海澪「 … Aさんって山田社長とどんな関係で ?? 」


「 え 、っ 」




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そこ触れるか 、そこ聞くか普通 。

てか言えないよ ??


酔った勢いでヤっちゃいました 、なんて 。




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海澪「 お付き合い … されてるんですか ？ 」

「 は 、？ 」


海澪「 されてないんでしたら 、社長に近づかないで 」




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なにこれ漫画じゃあるまいし 。

… 喉に詰まったかのように声が出てこない 。


そもそもなんでそんなこと言われなきゃいけない ？


言いたいことはたくさんあった 。




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海澪「 わたし 、社長が好きなんです 。

まあ 、一目惚れ ってやつですよね 」




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… 聞いてない 、

そんなことどうでもいいよ 。




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海澪「 あ 、昼休憩終わっちゃう 」


じゃあ 、とニコニコの笑顔で行ってしまった 。




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なに 、これ 。


今からあの人は社長のとこに行くのかな 。

そりゃそうか秘書だもんね 、




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苦しい 。


私だって 、


「 私だって好きなのに 」




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よく 、辛いことの次には良いことがある 、

って聞くけど 。




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私の未来はそんな簡単に 、

漫画のようには進まなかった 。




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