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【17】 ページ17









「神山君………!」






「私は元気に生きてきたよ………?
神山君が生きれなかった分、人一倍長く生きてやるって決めたんよ。」







神山君がいなくなった後、小瀧は芸能活動に専念するため転校し、現場に行かずとも次のターゲットは私になった。



両親にはいじめに遭っていないと嘘をつき残りの学生生活を過ごした。
その時に私は、周りはおるだけで何もしないAI以下の存在。





逆らえない。怖い。次は我が身そう思うことは当たり前だし、否定はしない。
だけどあからさまに私物を壊されたり、教科書がびりびりに破れてても誰も目を合わせようともしないし、拾いもしてくれない。






いじめにあう前に少し仲良くなった子も一気に他人のフリをし、なんなら加害者の肩を持った。
人は薄情や。早くも高校生で気づいた。








そんな教育環境を見過ごす先生に1番腹を立てていた。
私ならもっといい教師になれる。免許を持っただけで役立たず。












なら私がなってもいいんじゃないか?
特別頭がいいわけじゃないが、生徒一人を守れないいじめの連鎖を断てない今の教育現状を私が断つ
神山君のように二度と生徒の命は無駄にしたくない。






必死こいて勉強し、教師になり母校に戻ってきた。
そんな私が今できる事














あ「小林先生。卒業ぶりですね。少しお話しませんか」

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作者名:まいち | 作成日時:2018年5月22日 18時

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