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《サあっはじめますよ…》
霧「マジでやんのかよ…」
神「まあまあ、じゃあ、さっそくはじめてくれ…」
《ええ…でははじめます。
赤い部屋》
ある大学生がアパートで一人暮らしをはじめた
引っ越しの片付けもあらかた終わり、スマホをいじっているときだった…
不意に視線を感じた…
感じた方に目をやると、
穴があった…
恐る恐る覗いてみた…
穴の先には赤い空間が広がっていた
見たところ…家具一つない
変わったおとなりさんだとあまり気に止めなかったが…
その日から暇さえあればその穴をみることにしたのだ
だが…別に何かが変わっているわけでもなく…
何かがいるわけでもない
気になっていた大学生は大家さんにきくことにした
「私の隣には誰が住んでいるんですか？」
「貴方の隣？ああ…
病気で赤い目の人がすんでいますよ？」
《お分かり頂けました？
そう…ずうっとその赤い目の方は…
大学生の方を見ていたと言うことになります…
そして大学生の方が穴を覗いているとき…
二人は見つめあっていたのです…》
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作者名：ナズリーン | 作成日時：2016年10月10日 16時
