何にも動じず全てを愛す【文スト】【フェアリーテイル】

十七話 ページ19

今日はエリスちゃんとお買い物









でも手を繋ぐなんてことはなくて私は後ろを歩いている









エリス「歩くの遅いわ！！全く、愚図なんだから！！……あと、勘違いしないでよ。皆用事があって忙しいっていうからしょうがなくあなたと来てるだけなんだから！！」









『分かってますわ。それでもエリスちゃんとお買い物できるなんて嬉しくて仕方がないの。』









エリス「…ふんっ！！」









そう言ってエリスちゃんは目的の店に入っていった









しばらくして、たくさんの紙袋と共に出てきた









エリス「帰るわよ！！もうこれ以上あなたといるなんて無理！！」









『はいはい…。』









丁度歩き出したところでぽつんと雨が降ってきた









『あら？おかしいわね…。今日は晴れって……。』









？「…しんしんと。」









どこからか無機質な声が聞こえてくる









私はとっさにエリスちゃんを突き飛ばした









その瞬間、私の体は水に包まれた









ジュビア「…ジュビアは雨女…。あなたは雨が好き…？」









だんだんと激しくなる雨に









涙目で私の名前を呼ぶエリスちゃん









薄れゆく意識の中で最後にみたのは









傘を差した水色の髪の女の人だった

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