あ〜あ、バレちゃった ページ4
「…はあ、ようやく帰り着きましたわ。
結局また、撒くのに一晩掛かりましたわね。」
「ここ最近は外に出るたびにこうだな…。これでは生活もままならないぞ。」
「この隠れ家の場所がまだ警察にばれてないのが唯一の救いですわね…。」
「しかし時間の問題だろうな。議事堂での一件以来、警察が活発になっている。」
「もしかしたらもうバレてるかもしれないよ。2人とも、これを見て。」
そう言って私はラプラスの地図を取り出す。
地図にはいろいろな線と日付、そして〇が書かれている。
「なんですの、この線と〇は？」
「線は私達が警察と衝突してから撒くまでのルート。日付と同じ色がその日のルートだね。
そして、〇は私が把握できた警察の配置。」
そうやって見ると、〇の位置が徐々にここを中心とした円状に集まりつつある。
「…確かにすでに目星がついているようだな。」
「…あまりのんびりはしていられない。それはわかっていますけど…。」
「…ジリアンの事?」
「…あれから二週間だぞ。まだ同じことを言っているのか。
確かにお前にとって、ジリアンはこの上なく厄介な相手だろう。
だが…あの女はお前の復讐の邪魔をしようとしている。
それだけはいくら考えようと変わらん。もう覚悟したんじゃなかったのか。」
あの女って…。仮にもノエルの友達なんだからその言い方はないでしょ。
でも…ここがノエルにとっての大きな分岐点だよね。
親友の言う通りに復讐を諦めて平和な生活を送るか、親友に立ち向かってでも復讐を遂行するか。
「…ジリアン…。どうしてですの…?」
「本人に聞かなければわかるはずもない。
ラッセルが騙しているわけでもなさそうなのも気にかかる。」
「裏の顔を知っている上であえて、市長に紹介を頼み、市長の下に付いてるわけだもんね。」
「ジリアンとは…遅かれ早かれ向き合わねばならんぞ。
ならば、こうして立ち止まる暇などないはずだ。」
「…。わたくしは…。」
「…誰!?」
ノエルが何かを言いかけるのを遮り入り口に向かって言葉を放つ。
次の瞬間、窓を割る耳を刺すような音と共にピアスを付けた男が入ってきた。
背中にはサーベルが二本。彼の得物だろう。
「ノエル・チェルクエッティ、A・Ｄ・サークシア及び大悪魔カロン、捕捉。
こいつらの"拠点"に間違いない。」
こいつ、そこそこの強さがある。微弱な覇気を出して見たものの動じる様子はない。
微弱と言っても一般兵ならよろめいて倒れるくらいの強さなのに。
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
