タイミング…。 ページ25
グゥゥゥ
いきなり聞こえたお腹の音に沈黙が訪れる。
･･･うん、まあ仕方ないよね。今日、殆ど何も食べてないわけだし。
ただ、ちょっとタイミングが悪かっただけだね。
「今のはお前の腹の音か？」
「率直すぎますわ!今日は何も食べてないんだから仕方ないでしょう!」
「ほんと、デリカシー持った方がいいよ。そんなだからカラスって呼ばれるんだよ。」
「私はカラスではない!
さて、こいつの選手宣誓も台無しになったことだしお喋りもそこそこに、少し休むとしよう。」
「だね。野宿するにしろまともな場所を探さないといけないし。」
「やっぱり野宿ですのね…。
せめて小屋でもあるといいんですけれど…。」
「A、何か知らないか?」
「確か…、工場跡?みたいなところがあった…はず。」
正直、こんな郊外まで来ることになるとは考えてなかったから記憶があいまいだ。
朧げな記憶を辿って行くと廃工場…というより何かの管理室があった。
使われていないらしくあちこちが錆びていたが屋根がついているだけありがたい。
火を起こして腹ごしらえをし、見張りは交代ということを確認した後私は眠った。
「…ぃ、ぉい。交代だぞ。」
「んん〜、了解。あ、そうだ。」
ノエルが眠っているならちょうどいい。
流石に聞かれたら心配されるだろうしね。
「どうした?」
「カロン、お願いがある。＿＿＿＿＿＿＿。」
「!?どういうことだ。」
私の放った言葉に動揺を見せるカロン。
その様子を見ながら私は淡々と言葉を紡いだ。
「…本気なのか?」
「冗談に見える?」
冗談だったらわざわざノエルの寝てるときに言わないよ。
「返事はあとでいい。いくら大悪魔とは言え流石に寝ないと持たないでしょ?」
へらりと笑うと外に出て見張りを始めた。
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
