とりあえず逃げろ〜！ ページ3
旧市議会議事堂を脱出してから二週間。
いつも通り町の様子を確認しに外に出ていた。
ウィーン
突然パトカーのサイレンが聞こえ、気付けば追われる形になっていた。
「いたぞ!!」
「見つかりましたわ!」
「取り敢えず逃げるよ!」
とにかくパトカーとは逆の方向に逃げる。
一般の警察に手は出したくないからだ。
「!!」
走っていると前からも警察が現れた。
私達は大通りを走っているため裏道を使って先回りをしていたのだろう。
「チッ、囲まれたか…。」
「今日は向こうもしつこいですわね…!」
「今日はというよりここ最近ずっとこんな感じじゃない?」
「だがまともに相手をしてやる必要はない。そこの路地でやり過ごすぞ！」
「了解。」
路地に入るとノエルには上に行ってもらって、私達は下で警察を出迎える。
「ノエル・チェルクエッティ、A・Ｄ・サークシア及び悪魔に告ぐ！
無駄な抵抗をやめて、今すぐ投降せよ！お前達は完全に包囲されている！」
いや、投降せよって言われて大人しく投降する奴いる?
「お前達も毎度ご苦労なことだな。」
「ほんとにね。私達なんか可愛く見えるくらいの極悪人がいるって言うのに。」
「…?悪魔とA・Ｄ・サークシアしかいないぞ…!?」
思ったけど毎度毎度フルネームって、長いと思わないのかな。
「仕事とはいえ、投降を促さなければ銃を向けることもできない。
本当は私達なんか、目に入った瞬間に撃ち殺したいだろうに…!」
いや、仕事じゃなくても私に銃を向けるようなことはないと思うけど。
そんなことを考えていると上から何かが落ちてきた。
ドサッ
重い音がして白い粉末がばらまかれる。
いい感じに視界が遮られてるので半獣になって匂いを嗅いでみる。
･･･小麦粉か。良かったね喫煙者じゃなくて。
誰かタバコ吸ってたらここら辺爆発起こしてたよ。
「何だこれは…!?ゲホッゲホッ…!」
「と、いう訳だ。悪く思うなよ。」
「まあ、よかったね。火気が無くて。あったらここら辺爆発してたよ。」
「うふふ、ざまあみろですわ！」
「んなこと言っている場合か、今のうちに撒くぞ!
これ以上やったら騒ぎが大きくなるだけだ！」
「わ、分かってますわよ!ちょっといい気分になってただけですわ！」
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
