外の空気は美味しいね ページ21
リフトに乗り込み次のフロアに行く。
勿論その場所にも見張りはいて警備員1人とドローン二機。
「ここもですわ…。」
「面倒だが…さっきと同じだ。奴らの目を盗んで先に行くしかあるまい。」
あ〜、時間止めれたらいいのに。
止めればって?止めたらドローンが通行妨害することになるんだよ。
「焦らずタイミングを見計らえ。」
「そうだね。」
慎重に行き、ここも難なくクリア。上に行くと更に警備が厳しくなっていた。
地上に近付けば近付くほど警備が強化されていく。
本格的にここで仕留めるつもりのようだ。
ただ、こっちもそう簡単に捕まるわけにはいかないので目を盗んで警備を掻い潜っていく。
ノエルも疲れは見えるものの慣れたもので私達に着いて行く。
歩きやすいように義足に細工をしたのが良かったのかもしれない。
リフトに乗れば開かなかった扉の奥側に着いた。
迷わず階段を上る。
「ようやく地上に出られそうですわね!」
「今度こそリッパ―の追跡が無いといいな。」
「普通にありそう…。」
「同感ですわ。」
階段を上り切れば待ち望んだ外に出た。
空は茜色に染まり日は沈んでいる。
近くに人の気配はない。
見聞色を使っているわけじゃないから気配を隠していた場合はわからないけど。
「ふう…空気がおいしいですわ。」
「ほんとにね〜。」
「下水道から出た時も同じことを言っていたぞ。」
「地下は暗いし、空気がよどんでるしなにもいいことがありませんわ…。」
「ほんとそれ、臭いし。」
身を隠すにはちょうどいいけどデメリットが多すぎる。
「潜伏するにはもってこいなんだがな。」
「いや、それはわかるけど。なに、カラスって鼻利かないの?」
「それにカラスは暗いところが好きそうですものね。」
ジト目で見ながらカロンに聞く。
そして、追撃を入れるノエル。
「カラスは別に暗いところが好きなわけではないし夜行性でもない。
ただ、鼻はそこまで利かないらしいぞ。」
へぇそうなんだ。まあ鼻利いたら生ごみなんて漁れないか。
「あら、そうなんですのね。真っ黒だからそんなイメージがありましたわ。」
あれそう言えばカラスって言ったこと否定しないんだ。
いつもだったら食い気味に否定するのに。
「私はカラスではない!」
「エスパー!?」
「変に時間差つけて反応するのやめて下さいまし!」
「何がエスパーなんだ?」
「いや、気にしないで。」
何だ、ただの偶然か。
「ったく…。そんなことより、もう少しここから離れよう。」
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夜桜夢遊(プロフ) - スイさん» ありがとうございます！これからも楽しんでください！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 面白かったです！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ルナさん» 出来ました！タイトルはアルビノのエルフの少女は物凄く人見知りです。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 良いですよ！私が更新して、貴方が更新しますよ。pasuはkaku1です。 (2020年6月14日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 星猫さん» 良いですよ!!ただ、合作は初めてなので色々と教えてもらうことになると思いますがそれでもいいならですけど。 (2020年6月14日 9時) (レス) id: 55ced09323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年5月27日 19時
