迷子3 ページ4
突然声がした。
考えるより先に体が動き体勢を低くする。
？「水の呼吸 壱の型 水面斬り！」
首が…！
「助けてくれてありがとうございます。」
？「どういたしまして。
君みたいな小さい子も来ているんだな。」
「あの、ここはどこですか？」
？「最終選別を受けに来たんじゃないのか？」
最終選別？どういう事？
「いや、私はただ食材を探すために森に入ったんだけど気付いたらここにいて…。」
？「ここは藤襲山。
今、鬼殺隊の最終選別が行われているんだ。」
藤襲山？そんな場所、あの地図にはなかった。
いくら古いと言っても山がそんなすぐに出来るはずがない。ここは本当にどこ？
もしかして、人間の世界？
もしそうだとしたら私達はなんの為に脱獄したの？
鬼がこっちにもいるなんて。
？「大丈夫か？」
「あの、一緒に行動してもいいですか？」
もしかしたら元の場所に戻る方法が分かるかもしれない。
炭「いいぞ。俺は竈門炭治郎。敬語は外してくれ。」
「分かった。私はA。苗字は無いんだ。」
「よろしくな、A。」
「うん。」
炭治郎から話を聞いて大体の事はわかった。
簡単にまとめると
・今は鬼殺隊という鬼を殺す為の組織に入る試験の真っ只中であと3日はここから出られない事。
・鬼を倒すには日輪刀という特別な刀か太陽に当てるという方法しかない事。
・鬼は元々人間だった事。
・呼吸とは体の隅々まで酸素を行き渡らせる事で身体能力を格段に上げることが出来、並の人間でも鬼と戦えるようになる事。
知れば知る程私の知っている鬼との隔たりが大きくどうすればいいのかわからなくなった。
人間の世界に対する期待もほとんどなくなっている。
「どうすればいいの？」
ふとそんな言葉が口をついて出た。
炭治郎は眠っているのでこの問いに答える人はいない。
ただ焚き火の燃えるパチパチという音だけが響いていた。
＿＿＿＿
カギ括弧の前が長くなるという理由だけで表記の仕方を変えました
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夜桜夢遊(プロフ) - 天雪さん» 大丈夫です。むしろこういうコメントは歓迎です。天雪さんの小説も面白いと思いますよ。 (2020年8月2日 8時) (
レス) id: c168e73bad (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 夜桜夢遊さん» いえいえ！こちらこそ偉そうに言ってしまって…お話、語彙力あって羨ましいです…（ぴえん） (2020年8月2日 8時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜夢遊(プロフ) - 天雪さん» そうなんですか！忠告ありがとうございます。 (2020年8月2日 8時) (レス) id: c168e73bad (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 夜桜夢遊さん» あの話だけは消した方がいいですよ。(最初のやつ)たぶんそれ違法アップロードなので… (2020年8月2日 8時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜夢遊(プロフ) - 天雪さん» そうです。有料サイトで見れるほどお金を持ってないので。 (2020年8月1日 23時) (レス) id: c168e73bad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜夢遊 | 作成日時：2020年3月19日 13時
