白髪少女のトリップ記 (ページ33)

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復讐は何になる？ページ33

「おそらく向こうでは激戦が予想される。
　急いでいても、準備は怠らないことだ。
　必要なものを買いそろえたら廃製鉄所に向かうぞ。
　出口はスラム南だ。」

上の言葉から分かる通り私たちは一度拠点に戻ってきている。

「じゃあ、とりあえず買い出しに行く？
　傷薬とか必要になるだろうし。」

「そうですわね。この辺りにお店があるんですの？」

「あるよー。案内してあげる。」

そう言って小悪魔商店にノエルを連れて行った。

「いらっしゃいなのだ！」

店に入るとノエルが商品を選んでいるのを私はぼんやりと眺めていた。
･･･彼女がもし「復習をする。」と言い出したら私はどうするんだろう。
彼女には手を汚してほしくない。
一度人を殺めたとはいえ、まだ引き返せる場所にいる。…元の生活には戻れないだろうけど。
それでも私は彼女に幸せになってほしい。
できることなら血塗られた人生を歩ませたくない。
私と同じには…なってほしくない。
復讐は、何も与えてくれないから…。

「＿！＿A、A！」

「何⁉あ、終わった？」

「ええ…。でもびっくりしましたわ。
　いくら呼んでも気づかないんですもの。」

「ごめん、ごめん。考え事してた。」

「また来るのだ。」

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ごめんなさい！
タイトル編集してなかったですね。
次からないように気をつけたいと思います