白髪少女のトリップ記 (ページ24)

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ちょっと眠っててねページ24

「カロンは先に行ってて。しばらく足止めしとく。」

「A!?」

「大丈夫だから。」

「…分かった。無事に戻って来い。」

「了解。」

私は走るのをやめると追手と向き合った。

「女一人だ。やっちまえ！」

どうやらここの敵さんは私を怒らせるのが好きらしい。
何も考えずに向かってくる敵を峰打ちだけで倒していく。

「ルーム、スキャン。」

…よし、逃げ切ったみたいだね。え、逃げたかどうか確認するだけなら見聞色で十分だろって？
ついでに隠れ家近くまで送っておいたのさ。

「じゃ、またねー。」

「逃がすか！」

「シャンブルズ。」

よっと。

「ただいまー。」

「帰ったのか。」

「おっ、ちゃんと着いてるねー。ミスってたらどうしようかと思った。」

「はぁ、やはりお前の仕業だったのか。」

「負担は減ったでしょ？」

「まあな。」

ガクッ

体が重い。ルームを広範囲に拡大しすぎたか。町一つ囲ってたもんな。

「疲れたから寝る。」

それだけ言い残すといつものソファに横になった。

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Aちゃんは基本的にソファで寝てます
最初はベッドに関してノエルと口論になっていました。
その話もいつか…。